特定機密保護法案について野党は猛反発しているが…
今、特定機密保護法案について民主党や社民党を始めとした野党がこの法案を通すまいとしておりますが、その訳として「知る権利が侵される」などが挙げられております。しかしながら、尖閣諸島沖で中共の船が我が国の海上保安庁の船に突進する事件が起きた時、当時の政府(民主党政権)は日中関係に配慮するということで公にしないことを決めてその映像を密かにしようとしておりました。(彼らが言う”知る権利”を侵していると思われます)しかしながら、当時海上保安庁に所属しておりました一色正春氏がYouTubeにその映像を流しました。これについて共産党、社民党、民主党などはこう述べておりました。
尖閣沖衝突事件時の各々の党の声
共産党
「本物であるかどうかの確認と なぜ どうして流出したのか 政府自身の情報管理の大きな責任が問われるのは当然」
社民党
「日中間 国と国との間の未来を左右しかねない重大なことが、簡単に流出してしまうことは日本の危機管理として極めて問題」
民主党
「我が国の秘密保全に関する法令が、例えば国家公務員の守秘義務規定に関する罰則が相当程度軽い。現在の罰則では抑止力が必ずしも十分でない。秘密保全に関する法令のあり方について結論を得るよう早急に検討を進めていきたい」
彼らはこう述べており、我が国の情報管理の甘さについて認めており、強めるべきであると述べておりました。しかしながら、今では反対の立場を採っており、なにゆえ尖閣諸島中国漁船衝突事件の時は賛成し、中国が防空識別圏を我が国の領土である尖閣諸島にまで広げ、尖閣諸島を奪う構えを強めている今では反対しているのかが謎であります。そこであの時と今の違いを考えてみました。
尖閣沖衝突事件当時と今との違い
尖閣諸島の沖で中国の船が海上保安庁の船に衝突した時
衝突の映像を流されてしまうと中国側が悪いと世界に知られてしまうために中国に不利である
中国が防球識別圏を広げている今
日本の情報が手に入れづらくなってしまい中国に不利である
尖閣諸島中国漁船衝突事件の時と今で述べていることが異なるという謎を推し量りますと上に記したことなどが考えられます。同じことは”中国に不利”ということであります。我が国の為に法案を作るか否かではなく、他の国の為に法案作りを考えているとしか思えません。真事に腹立たしい話であります。いずれにせよ、政府には知る権利も含め、”日本”国民が豊かに心安らかに過ごせる国作りの為に法をお作り頂きたいと強く願います。
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