八神春彦|事柄広め

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アメリカによる大量虐殺 我々が学ぶべき事とは

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▲アメリカによる空襲のあと 焼かれて亡くなられた人々:東京大空襲

決定版 東京空襲写真集  アメリカ軍の無差別爆撃による被害記録

決定版 東京空襲写真集 アメリカ軍の無差別爆撃による被害記録

アメリカの空襲と原子爆弾投下による大量虐殺 国際法違反であり人道に対する罪である そして我が国が学ぶべき事とは何か

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▲栄えていた我が国の街が焼け野原に:東京大空襲

 おおよそ10万人が亡くなられた昭和20年の東京大空襲から3月(彌生)10日で70年となりました。日本本土空襲全体で亡くなられた人々の数は最大で100万人を超えます。それが今の我が国で忘れ去られようとしております。此の悲しい事は忘れてはなりません。それは、我々の祖(おや)の思いを引き継いで次の世に伝える務めを果たす事と共に我が国が同じ悲しみを繰り返さない為に学ぶ為であります。それでは先の戦いから我々は何を学べるのかを考えましょう。

アメリカによる大量虐殺空襲と空襲への対処

 アメリカは我が国の街についてよく学んでおりました。それは我が国の街にある建物の多くは燃え易い木で作られている事でありました。それをアメリカは用いて、延焼力が強い油脂焼夷弾、黄燐焼夷弾やエレクトロン焼夷弾、ゼリー状のガソリンを約50センチメートルの筒状の容器に詰めたナパーム弾などで空襲を行いました。アメリカはそれだけではなく許せないことに軍と関わりのない人々の逃げ道を塞ぐために街を火で囲い、少しずつ中心に向かって落としてゆきました。その末に10万を超える人々が亡くなりました。つまり平たく言えばアメリカは一般市民を狙ったのであります。非戦闘員をあやめた事は明らかに国際法違反であります。

此れらから学べる事を纏めます。

  • 火が燃え広がりにくい街作りを進める事
    - 防火剤を含ませた木で建物を建てた上で道や家の間を広めに取る事により燃え広がる事を防ぐ
  • 学校などの場で空襲について教え、放送も行う
    - 空襲への恐れを忘れさせない事で空襲への対策や逃げ込む意志を強められる
  • 空襲が行われた時の為に逃げ込める建物や避難計画を立てて一定期間毎に訓練を行う
    - 学校などの公の建物の下に逃げ込める所を設ける

此れら3つであります。しかしながら、今の我が国を見てみますと建物の作りがコンクリートなどの燃えにくいものに変えられたぐらいに過ぎず、空襲への対策が行われているかは疑わしい所であります。

先の戦いと戦争の避け方

 しかしながら、そもそも、戦争が起きなければ空襲は行われません。それでは先の戦いを振り返りましょう。

 よく「戦争反対、平和主義」などを掲げる人々が居りますが、戦いは相手が居るのでありまして、我が側のみで決められるものではありません。その時のアメリカは我が国が持つ利権をいかに奪うか、いかに我が国に攻め込むかを考えておりました。実際にその時の我が国はアメリカとの戦いを避ける為にアメリカ側と話し合いました。しかしながら、アメリカは我が国の求めに応える事は無かったのであります。それでは我が国がアメリカに攻め込ませる事を許した訳は何があったのでありましょうか。それは我が国がアメリカに燃料を頼っていた事。そして力がアメリカに比べて大きく劣っていたからであります。此処から学べる事とは何かを纏めると大きく分けて2つあります。

  • 相手が我が国に付け入る隙を作らない事
    - 隙(すき):石油などの燃料、資源などをほかの国に頼る
  • 相手が我が国に攻め込み難いと思わせる程の力を我が国が持つ事
    - 力(ちから):相手の国と同じか上回る程の軍事力、技術力、経済力

この2つであります。それでは今の我が国を見てみましょう。

  • 軍事力や経済をアメリカに頼り、燃料も中東に頼る(頁岩油(読み:ケツガンユ 英名:シェールオイル)でふた度アメリカに頼ろうとしている)
  • 我が国の軍事力は憲法9条を始めとしたもので強く抑えられており、極めて弱い

我が国は先の戦いから何も学んでいないのであります。むしろ、より悪さを増しております。

我々が見つめるべきもの、行うべき事

 先の戦いから70年。大空襲や原子爆弾で我が国に住む多くの祖(おや)であり仲間が亡くなりました。我々日本人は今直ぐに占領軍(GHQ)が我が国に敷いた”日本弱体工作”を取り払い、歴史を正しく見つめましょう。そして、ふた度、我が国に敵(かたき)が踏み入れる事を許さない形を整えましょう。それこそが、先の戦いで亡くなられた祖(おや)と明日の子への我々の務めであります。

 

日本空襲の全貌

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アメリカの日本空襲にモラルはあったか―戦略爆撃の道義的問題

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