建国記念の日を祝うなどの式典や集会が各地で行われる
建国記念の日 各地で式典や集会
建国記念の日の11日、これを祝う式典や、反対する集会が各地で開かれました。
このうち東京・渋谷区では神社本庁などで作る「日本の建国を祝う会」が式典を開き、主催者の発表でおよそ1300人が参加しました。
主催者を代表してあいさつした國學院大学の大原康男名誉教授は、安倍総理大臣が建国記念の日に合わせて発表したメッセージに触れ、「現職の総理大臣によるメッセージが出されたのは初めてで、心より歓迎し、政府主催の式典が開催されることを願う」と述べました。
そして「中国の脅威が拡大し、勢力がきっ抗しつつある米中両国のはざまにあって、憲法改正は国政の急務であり、誇りある国造りへ向けて尽力することを誓う」などとする決議を採択しました。
参加した21歳の大学生の男性は、「留学の経験から国を大切にすべきだと思うようになり、今回、初めて参加しました。憲法もアメリカに縛られたものなので、いずれは改正したほうがいいと思います」と話していました。
一方、東京・中央区では、教職員や歴史研究者など、主催者の発表で230人余りが参加して、建国記念の日に反対する集会が開かれました。
講演した名古屋大学大学院の中嶋哲彦教授は、自民党の憲法改正草案について「草案は本来、子どもたちのためにあるはずの教育を、国策遂行のための手段と位置づけるもので、大変危険だ」と訴えました。
このあと、「安倍政権は集団的自衛権の行使容認で、クーデター的な解釈改憲に突き進もうとしている。戦争する国への道を許さず、憲法を守って平和なアジアと日本の新しい未来を築いていこう」などとする宣言を採択しました。
参加した大学生の男性は、「去年のニュースでこうした集会があることを初めて知り、参加しました。一方の主張を聞くだけでなく、自分の目で事実や歴史的な経緯をきちんと確認していきたい」と話していました。
ひとこと
今年で皇暦*12674年であります。我が国はこの世にある国々で最も古くほかのいずこの国よりも長く続いて参りました。我々はこのことの重みを胸に刻んで我が国をこれからも守り栄えさせて参りましょう。
ひるがえって紀元節(建国記念の日)に否とし抗う人々は何を考えておられるのでありましょうか。おかしな人々はあらゆる所に居りますので何を申しても致し方ないのかも知れませんが、見ていて呆れるばかりであります。
皇尊彌栄(すめらみこといやさかえ)