八神春彦|事柄広め

品物、ゲームなどについて書きます。知りたい事を詳しく。

日記での言葉遣いなどについて

  日頃から私の日記をお読みくださいまして真事に嬉しく思っております。このたびは私の日記の書き方について書いて参りたいと思います。

ですの書き方

“です”を“であります”と致しております。なにゆえかと申しますと、これは、“です”は“であります”または”でございます”を短くしたものであり、初めの“で”と終わりの“す”を取って“です”としたのではないかと考えたからであります。私は国語を崩してはならないという思いと大和言葉*1をより多く使いたいという思いから“であります”を用いております。

 

形容詞の取り扱い方

形容詞とは例えば“美しい”、“麗しい”、“険しい”などであります。形容詞は必ず“い”で終わり、“だ”を付けるとおかしく聞こえる言葉のことであります。我々はよく「美しいですね」と言いますが、“です”は“である(だ)”の丁寧表現であり、「美しいだ」と言っているのと同じなのであります。従いまして、私は「〇〇美しいのであります」と書き表しております。時と場合により“〇〇のであります”と書くとおかしい時がありますので、その時は「〇〇美しい」と書いております。大和言葉に拘らなければ「美しゅうございます」が正しい形であります。「美しゅうあります」も考えたのでありますが、正しいのかが分かりませんので、あえて書かないという形を採りました。

 

「〇〇の方(ほう)」を使わない

〇〇の方(ほう)という言葉遣いは正しくありませんし、聞き苦しくなります。例えば「私の方からお話し致します」は「私からお話し致します」でよく、〇〇の方を付けると聞き苦しくなります。

 

「〇〇になります」を使わない

「〇〇になります」は例えば、「水を凍らせると氷になります」「この苗木は10年すると大きな木になります」など「〇〇になる」は、ある状態からある状態に変わるということでありまして、「であります」や「でございます」ということではありません。従いまして、「蕎麦になります」は「まだ蕎麦ではない何かを持ってきました」ということになります。

 

漢字の読み方の書き方

()の中に読み方を書いておりますが、ひらがなの時とカタカナの時があります。また、混 ざっている場合もあります。いかなることに基いて書いているかと申しますと、ひらがなは訓読み、カタカナは音読みを表しております。訓読みとは大和言葉、 音読みとは昔の中国語の読み方であります。例えば訓読みの場合は「密(ひそ)かに」、音読みの場合は「秘密(ヒミツ)」などであります。音訓が混ざってい る場合は「重箱(ジュウばこ)」などと書き表しております。

 

敬語・丁寧語の書き方

“〇〇します”ではなく“〇〇致します”と書きます。また、“〇〇しています”ではなく“〇〇致しております”と書きます。

 

年の書き方

西暦は固有名詞など使わざるを得ない場合を除いて使わず、元号および皇暦(すめらこよみ)・皇紀を用います。西暦を用いる場合は平成25年(2013年)と西暦と元号または皇暦を併(あわ)せて書きます。

 

国の名の書き方

よく新聞などではアメリカを米国、フランスと仏国、などと書いております。しかしながら、世には193(国際連合(連合国)加盟国)を超える国々があり、全てをこういう書き方には変えられません。加えて、国の名でありますからその国の呼び名で呼ぶことがふさわしいと考え、固有名詞など書き換えられない場合を除いてアメリカ、フランスなどと書き表しております。我が国の場合は日の本(ひのもと)、皇御国(すめらみくに)、我が国、ニッポンと書き表しております。

 

言語名の書き方

よくイギリス英語、アメリカ英語と英語を分けて言うことがありますが、元々英語とは英国の言語Englishを表しておりイギリス語ということであります。従いまして、私はイギリス語、アメリカ語と書き表しております。同じく、仏語などもフランス語などと致しております。朝鮮語、韓国語についてはハングルではなく朝鮮語または韓国語と致しております。日本語の場合は日本語または国語と書き表します。大和言葉を尊ぶ思いから例えばイギリス言葉などとする場合もあります。因みにイギリス語とアメリカ語は異なります。例えばビリオン(Billion)という位(くらい)がありますが、イギリス語では1兆、アメリカ語では10億を表します。パンツ(Pants)も異なり、イギリス語では下着を、アメリカ語ではズボンを表します。更に真中を表すセンター(Center)もイギリス語ではCentre、アメリカ語ではCenterと書き、アメリカ語のerがイギリス語ではreとなる場合があります。

 

国際連合(連合国)の書き方

国際連合とは第二次世界大戦の戦勝国を基にしていることから連合国が正しく、実際にUnited Nationは第二次世界大戦から変わらず、Unitedは連合、Nationは国を表しており、訳の上でも連合国が正しいのであります。従いまして、固有名詞や引用などでない限りにおいては連合国(国際連合)または連合国(国連)、場合によっては国際連合(連合国)または国連(連合国)と致します。

 

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*1:他の国から言葉が伝わる前からある我が国の言葉